6. 「人工骨を作ってみよう」
骨と海草の成分からなる有機−無機ハイブリッドの球を作ってみます。
今回は、有機物として海草の成分であるアルギン酸ナトリウム、無機物として
骨の主成分であり、生体適合性の高いリン酸カルシウムが生成するようにします。
原料は、アルギン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、塩化カルシウムを使います。
下図のように、アルギン酸ナトリウムとリン酸ナトリウムの混合物を、攪拌している
塩化カルシウムの水溶液にスポイトで滴下します。
滴下直後は透明だった球状のものが徐々に白くなってきます。
これは下図のようにリン酸カルシウムがアルギン酸のゲルの膜を挟み込むように
生成したためで、これで有機−無機ハイブリッドの球が出来たことになります。
オープンキャンパスでは、実際にこの球を作って観察をします。
生体機能材料研究室へは
こちら
からどうぞ
マテリアル工学科ホームページ