九州工業大学 大学院 工学府 物質工学専攻  マテリアル工学コース / 工学部 マテリアル工学科

環境材料強度学研究室

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研究背景

 マテリアルは様々な環境で使用されます。過酷な環境で使用されることにより材質劣化したり、イオンの溶出が環境にダメージを与えることもあります。安全 性・信頼性確保のためにも今後は、環境と調和するマテリアルという観点からの研究開発が必要です。しかしながら、実環境は非常に複雑で、材質劣化を引き起 こす環境因子を特定するのは大変です。複雑な環境から如何にして材質劣化を引き起こす環境因子を抽出し特徴付けるかが一つの課題になります。例えば、生体 内において材質劣化を引き起こす環境を特徴付けることが出来ればひとまず成功です。このように特徴付けられた環境は将来開発されるマテリアルを評価する基 準環境にもなります。その一方で、マテリアル自体の物性も把握しなければなりません。材質劣化のメカニズムがわからなければ、開発の方向が定まりません。 マテリアルを高強度化することにより、環境中で材質劣化しやすくなる場合もあるので注意が必要です。マテリアル開発には従来のマテリアルを表面改質、多元 化、組織制御などで改良したり、全く新しいマテリアルを創製するなど様々な方法があります。最適な方法を選択するためにも材質劣化の原因を見極める必要が あります。当研究室では、従来の実用合金が材質劣化する環境を特徴付けし、劣化機構を明らかにすることで、その環境を克服し調和するマテリアルの開発を目 指しています。特に、金属間化合物材料のNi-Ti形状記憶/超弾性合金や、耐食性合金のTi合金、ステンレス鋼などに注目しています。 金属間化合物材 料は、従来の合金では得られなかったユニークな性質が発現する可能性が秘められています。

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