接合(溶接)とは鉄鋼、ステンレス鋼やアルミニウムなどの材料同士を溶融して、あるいは固体のままで接ぎ合わせることです。自動車、船舶などの大形構造物からパソコン、携帯電話などの小形製品まで、その作製には溶接・接合技術が不可欠です。そのような接合部の強さなどの特性や接合(溶接)のメカニズムを明らかにすることは大変重要なことです。
当研究室では、レーザ溶接、スタッド溶接、真空圧延接合、スポット溶接などを用いた同種または異種金属材料の接合、それら接合部の材料学的特性や機械的性質、健全性の評価などについて、研究しています。
また、「レーザ光」を用いた材料の表面改質など、接合技術を新規分野へ応用した研究も行っています。例えば、鉄鋼、アルミニウム合金、銅、生体材料(チタン)などの表面の特性改善の研究です。
高温材料は、火力発電や石油化学等の装置や機械で使用されています。数十年の長い時間、過酷な高温環境や荷重に耐えて使用されますが、国のエネルギーや資源を支えるために大変重要な材料です。
鉄鋼やニッケル合金等の高温での強さや耐熱性を一段と高めたり、接合するための研究を行います。