私達の回りでは、数多くの種類の素材が使われており、それぞれの特性が活かされて製品となっています。高品質で低価格の素材の安定した供給がなければ、質の高い製品は得られません。つまり素材がものづくりの重要な基盤となっているのです。
本研究領域では、金属材料を中心とする素材を、天然資源(鉱石)や人工資源(使用済みの様々な物質)から効率よく製造する方法を研究・開発しています。地球的規模の課題に対応すべく、近年では「素材のリサイクル」が重要視されています。我々も、天然資源の節約、環境負荷や廃棄物の低減を目的として、研究に取り組んでいます。
模型実験やコンピュータシミュレーションを駆使して、マテリアルのもつ物理的および化学的な性質を十分に解明し、その性質を巧みに応用した新しい製造方法を提案しています。そして、実用的な効果を評価し制御することを行っています。
ものづくりの基盤を支え、循環型社会の構築に貢献できるよう、研究室一同頑張っています。
高須、伊藤